ヨーガ( yoga)は、古代インドに発祥した伝統的な宗教的行法で、心身を鍛錬によって制御し、精神を統一して古代インドの人生究極の目標である輪廻転生からの「解脱(モークシャ)」に至ろうとするものである。ヨガとも表記される。漢訳は瑜伽(ゆが)。(Wikipediaより引用)
私は、「心身の鍛錬」によって「心身のバランスを整える・保つ」ということなのだと思っています。
宗教や哲学的な要素が強く、難しい解釈もあります。
「瞑想」もヨガですし、「呼吸法」もヨガですし、マントラを唱えることもヨガです。
ヨガの教えに基づいた行動もヨガと呼べるのではないでしょうか。
ヨガの語源は、サンスクリット語の「ユジュ」。
「ユジュ」とは、「軛(くびき)をつける」の意味があります。
軛(くびき)とは、車の轅(ながえ)の先につけ、牛馬のくびにあてる横木のことです。
つまり、「ヨガ」には「繋げる・結びつける」という意味があるということです。
現代は心と体のバランスを取るのが難しいと思います。
どちらかを置き去りに頑張りすぎて、自分では気付かないところでバランスが崩れていることがあります。
姿勢を正し、呼吸を調え、意識を集中する。
それにより「心と体を繋げて、心身のバランスを整える」ことが可能になる。
それが「ヨガ」なのだと考えています。
やわらかくなくても、大丈夫です!
ヨガにはたくさんのアーサナ(ポーズ)があります。
確かに柔軟性をより必要とするものもあります。
教わりつつ、見よう見真似で始めるヨガは、どうしても、よりお手本の形に近づけようとしてしまいます。
メディアに取り上げられるアーサナは美しいですよね。
確かに同じようにできたらいいなと思います。
『他の人と比べてしまう、できないと頑張ってしまう。』
身体もそれぞれ個性があります。人それぞれ違います。
その時の身体の状況、苦手なこと、思うようにならないと感じることもそれぞれです。
けれど、ヨガをやる上で大事なことは、「手放す」ことです。
・身体が硬い
・できない
・上手にならない
・形ばかり気になる
できる・できない ではありません。
上手・下手 ではありません。
ヨガは自分自身に意識を向けていくことです。
呼吸に意識を、自分自身に意識を向けていく。
呼吸に合わせて穏やかな気持ちで伸びやかに動かしていく。
そのことで、硬くなっていた身体も心も柔軟になっていきます。
他人やお手本と比べたりする必要はありません。
マイペースに無理なく行うことで、安全に怪我をせず続けられます。
ご自身のために、ぜひ、緩やかにご自身の心身と向き合ってみてください。
難しいことは考えず、一緒に無理なく楽しんで続けられたらと思います。
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